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2008年09月26日

みんななかよし 第二話 『パンパン大佐の秘密』(6)

みんななかよし 第二話 『パンパン大佐の秘密』(6)

                                           文:すーさんの永遠のライバル
                                           絵:A氏

「なになに? どんな写真?」
 ケッピ姫が興味深々に写真を覗き込む。
「だだだだだだ! だめだ。だめだ。見るな! つか、見ないでお願い……」
 恥ずかしさのあまり顔を真っ赤に染めたリュウが慌てて姫をさえぎった。
「なんでそんなもんがここに、てか、なんでそれを姫に見せようだなんて……」
 そこまで小さく早口に口走って、はっとするリュウ。
 リュウの隣ではユーサンがにこにこ笑いながらページを一定の速さでめくっていく。
 ……そうか、そうだった。
 ユーサンもハヤシサワ同様、子パンダショーのことを怒っているに違いない。
「ん? どうしましたリュウ君? もう一度あの写真を皆さんで見たいですか?」
 自分を見つめるリュウに向かって、ユーサンがゆっくりとした口調で声を掛けながら笑う。いや、笑ってはいるが目の奥は笑っていない。
「いやいやいや。い、いいよ。見なくていい。先に進んでくださいまし……」
 背中に嫌な汗をかきながら、しなしなとしおれたリュウが言う。
 すると、
「あ! 私だあ!」
 姫が自分の写真を指さした。
 子パンダショーのことはアルバムのおかげで少し頭から離れたようだ。

 17.jpg

「まだ、赤ちゃんの時だよね、あはは。お風呂上がりかなあ……」
「へぇ、赤ちゃんの時の写真かぁ」
 急に元気を取り戻したリュウがアルバムを覗き込む。
「ぬおおお! この写真は!」
 姫の写真を見た途端ハヤシサワが、リュウの目を、後ろから両手で隠した。
「なななんだよ。爺さん、これじゃ見えねぇって! 放せ!!」
 リュウがジタバタと暴れるが、ハヤシサワはくらいついて離さなかった。
「ユーサン殿、それはこ奴には見せられぬ。早く次のページに……」
「なんでー? ハヤシー」
「なんでもです、姫。姫様のそのようなお姿をこのこわっぱには見せるわけにはまいりませぬ!」
「そこまで言われたら余計見たくなるだろー!」
 必死で阻止するハヤシサワに苦笑ながら、ユーサンは次のページをめくった。
「へんなのー、ハヤシもユーサンも見たのに、どうしてリュウくんはだめなの」
 姫の質問に、なんとも言えずハヤシサワは、
「それはそのぉ……」
 と言葉を濁した。
 お風呂上がりの姫の写真もリュウと同様、すっぽんぽんだったのだ。
 写真の中で赤ん坊の姫は、抱き上げようとする王妃へ向かって両手を 広げている。今と同じく金色の髪がくるくると胸のあたりでカールをしていた。
「きっと、この写真を見せたかったからではありませんか?」
 答えられないハヤシサワとは反対に、楽しみながら写真を見ているユーサンが最後のページを指差した。
「おおおおっ! こ、これ爺さんかっ!?」
 その写真を見た瞬間、リュウが驚きの声をあげた。
                                                         つづく                                                         
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posted by (有)すークリエーション at 11:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | みんななかよし(小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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